「劇場版 空の境界 未来福音 レビュー」
●2013年9月28日劇場公開した「空の境界未来福音」の映画レヴューです。

・今回の視聴場所は 新宿バルト9です。

・この日10月25日で、金曜日平日でした。
・バルト9のシステムで、「シネマチネ」平日15:00~18:00の通常作品は割引となります。
・1,800円のところを、1,200円で視聴可能。
・ちなみに、もともと空の境界を観に来たわけでなく別件で来ていて、午後時間が余ったので日頃の疲れを癒やすために、映画館に来たのですが・・・。(この作品で癒されるおまいの精神て・・
・話題作 「劇場版 まどか☆マギカ 叛逆の物語」10月26日封切りの一日前だったのでバルト9もまどか☆マギカ一色でした。(やりすぎ☆
・当日24:00封切りのため、ファンのかたがちらほら見受けられました。

・まどか☆マギカ 新編は その内うちのスタッフがブログでレヴュー予定です。
・さすがに、夜中まで居られない私は、空の境界を見て帰りました。
●先着来場者特典:関係者記念本(スタッフ・キャストによる20ページの冊子) (無料)

・シアターの出入口で女性スタッフ二人で、手渡しで頂きました。
・内容はスタッフや声優さんのサインやらで、ファンなら必須のアイテムです。(なくなり次第配布は終了だそうです

●空の境界 未来福音は 2編で構成

・「劇場版 未来福音extra chorus」右絵
・「劇場版 未来福音(本編)」左絵
・最初、未来福音extra chorusから未来福音(本編)で、どちらも「Kalafina」のエンディング曲が用意されている豪華仕様。
●未来福音extra chorus は同人版「未来福音の武内崇氏の付録漫画」の映像化。

・一般書店で購入できる「星海社版:空の境界:未来福音」には入っていないので、同人版の特権だったわけです。

・一番印象に残ったのは、俯瞰風景の自殺者の一人と友人だった「宮月理々栖」と「痛覚残留後の浅上藤乃」の邂逅。
・どちらも礼園女学院の生徒で、宮月は友人と共にこの「汚れた世界からの逸脱」を誘い、死に損なった少女。
・宮月は、自責の念で自害を図るが、そこで殺人鬼疑惑で学園で有名だった浅上藤乃に攻撃を加えられる。
・宮月のもつカッターナイフを「曲げ」、宮月の周りの道路周辺を「曲げ」、ガードレールを「曲げ」ていく。その轟音で宮月は恐怖に怯える。
・「6人も殺したなら7人も一緒」と浅上藤乃は言い放つ。
・結局、浅上藤乃は両義式との戦いで「失明」はしたものの「遠隔透視」と「痛覚」のスイッチは自在に行える設定のようだ。(こうなると両義(体の人格以外の式)よりも強いかもしれん
・映像の迫力は、さすが、監督あおきえいさん。
・音響も映画館ならではの迫力で、ぜひ劇場で鑑賞していただきたい。
・しかし、この未来福音extra chorusは、少々蛇足感が強い物語で、同人誌版にしか掲載されなかった理由もそこにあるかもしれない。(設定改変も後付け感も二次創作の域だからかも
●本編 劇場版 空の境界未来福音

・本編は、3人の未来視の異能者と両義式の関係が描かれる。
・一人の未来視は「爆弾魔」で、思想も主義もなく仕事で爆弾を制作し、依頼どおりの場所で爆発させる。
・標的はやがて「両義式」となり、直接対決をする。

・「未来視(測量型)」と「直死の魔眼」の対決は、未来を形取る工程で未来視をするため、「概念でも未来がカタチ」となってしまった時点で、直死の魔眼の切断対象扱いとなり、未来を切り裂いて両義の勝利となる。
・もう一人は礼園女学院の少女 瀬尾静音

・旦那の浮気現場です以上。(おい
・瀬尾静音は「未来予知(観測型)」。
・この作品内で「未来視」は記憶の超高度な脳内演算と定義される。
・無自覚に入る視覚情報や予備知識などが勝手に映像化される、それが未来と同一になる確率が100%に近くなるというもの。
・測量型は未来のビジョンにたどり着く「測量」が付加され、思い通りの未来を無自覚に作れる。
・しかし、観測型は過程をすっ飛ばして未来が見えるだけなので、無害というお話。
●未来福音(序)
・爆弾魔と両義の対決と、旦那と瀬尾静音との邂逅は同じ時間軸で行われる事件だ。
・そして12年後。本編の(序)である。

・12年前の両義と黒桐の居場所だった「伽藍の堂」は、持ち主の蒼崎橙子が忽然と消え、現在は持ち主が変わっている。(家主は両義家
・この少女は両義式と黒桐幹也の娘「両義未那(りょうぎまな)」。
・母である両義式を倒し、父、幹也を自分のものにしたいという危ない願望の娘である。(最強設定とか後ほど付加されそうだな・・・
・そして、少女が待っているのは元伽藍の堂を興信所として、今は両義式の命令で所長を務める「瓶倉光溜(かめくらみつる)」(本業:絵本作家(笑)
・ほんとうは、12年前両義と戦い、未来視を失ったあの爆弾魔である。(いまや不条理な地域ヤクザ両義組の一員である
・二人は、両義家の仕事で「占い師:観布子の母」の追い出しを実行するのだった。

・3人目の未来視はこの占い師で、能力は本物で観測型。
・今や、能力も微弱で世間のニーズに合わないと言われるのだが、実は「空の境界全7章」に関係する最大のターニングポイントを担っていたキャラクター。
・2章で橙子や式自身も動機が不明だった、「両義識(男性人格)」の自殺は、彼女の回想で明らかになる。
・個人的に、原作を読んだときはここが一番クライマックスに感じたわけですよ。
・生前、両義織が夜の街を徘徊していて観布子の母に出会う、未来視で「織は死ぬが夢は生き続ける」という言葉を受け取り、織は式のために死んでもいいと思えるようになった。
・織の決意が決まる明確なきっかけである。
・しかし、映像だとわかりにくい気がした。
・Cパートの織の笑顔の表情はわかるんだけど、あと一手間ほしい気がしたんだよね。
・しかし総じて、原作ファン以外は難しい作品ですが、雰囲気アニメと感じるだけでもいいので、見たことない人にもぜひ第一章から観てほしい作品でした。
・TV放映版は構成が残念だったわけだし。
・ちなみに未来福音は「後日談」というより、新たな空の境界を描こうとする作者の意思が感じられる。
・瓶倉が主人公になり、両義未那がヒロインでも始められる作品。
・作者:奈須きのこさんの手が離れて、2次創作可能なようにできている。
・次なる「空の境界」がどうなっても、私は期待して見続けると思う。
●カスタムナイフ ブログ内レビューリンク
「中山英俊作 ボルトアクションボールペン(軽コーサス)」(番外)
「MCUSTA【エムカスタ】 MC-0171D「JAZZ」 レヴュー」
「佐治武士作 昇竜300 ダマスカス レヴュー」
「佐治武士作 130 ダマスカス 梅ちりめん 剣鉈 レヴュー」
●サイト内 空の境界関連記事
劇場版 空の境界 第5章 矛盾螺旋 レビュー
●サイト内フィギュア関連記事
劇場版 空の境界 蒼崎橙子 アルター社製「 アルバさん視点 」レビュー
一番両義らしい両義式フィギュア「 劇場版 空の境界 両儀式 (1/6スケールPVC塗装済み完成品) ムービック版 」レビュー
←携帯壁紙Flash「回転する仮定の不在証明タロット」ぷれぜんと中。
■携帯待ちうけFlash 「タロット」の見本を見る■

・今回の視聴場所は 新宿バルト9です。

・この日10月25日で、金曜日平日でした。
・バルト9のシステムで、「シネマチネ」平日15:00~18:00の通常作品は割引となります。
・1,800円のところを、1,200円で視聴可能。
・ちなみに、もともと空の境界を観に来たわけでなく別件で来ていて、午後時間が余ったので日頃の疲れを癒やすために、映画館に来たのですが・・・。(この作品で癒されるおまいの精神て・・
・話題作 「劇場版 まどか☆マギカ 叛逆の物語」10月26日封切りの一日前だったのでバルト9もまどか☆マギカ一色でした。(やりすぎ☆
・当日24:00封切りのため、ファンのかたがちらほら見受けられました。

・まどか☆マギカ 新編は その内うちのスタッフがブログでレヴュー予定です。
・さすがに、夜中まで居られない私は、空の境界を見て帰りました。
●先着来場者特典:関係者記念本(スタッフ・キャストによる20ページの冊子) (無料)

・シアターの出入口で女性スタッフ二人で、手渡しで頂きました。
・内容はスタッフや声優さんのサインやらで、ファンなら必須のアイテムです。(なくなり次第配布は終了だそうです

●空の境界 未来福音は 2編で構成

・「劇場版 未来福音extra chorus」右絵
・「劇場版 未来福音(本編)」左絵
・最初、未来福音extra chorusから未来福音(本編)で、どちらも「Kalafina」のエンディング曲が用意されている豪華仕様。
●未来福音extra chorus は同人版「未来福音の武内崇氏の付録漫画」の映像化。

・一般書店で購入できる「星海社版:空の境界:未来福音」には入っていないので、同人版の特権だったわけです。

・一番印象に残ったのは、俯瞰風景の自殺者の一人と友人だった「宮月理々栖」と「痛覚残留後の浅上藤乃」の邂逅。
・どちらも礼園女学院の生徒で、宮月は友人と共にこの「汚れた世界からの逸脱」を誘い、死に損なった少女。
・宮月は、自責の念で自害を図るが、そこで殺人鬼疑惑で学園で有名だった浅上藤乃に攻撃を加えられる。
・宮月のもつカッターナイフを「曲げ」、宮月の周りの道路周辺を「曲げ」、ガードレールを「曲げ」ていく。その轟音で宮月は恐怖に怯える。
・「6人も殺したなら7人も一緒」と浅上藤乃は言い放つ。
・結局、浅上藤乃は両義式との戦いで「失明」はしたものの「遠隔透視」と「痛覚」のスイッチは自在に行える設定のようだ。(こうなると両義(体の人格以外の式)よりも強いかもしれん
・映像の迫力は、さすが、監督あおきえいさん。
・音響も映画館ならではの迫力で、ぜひ劇場で鑑賞していただきたい。
・しかし、この未来福音extra chorusは、少々蛇足感が強い物語で、同人誌版にしか掲載されなかった理由もそこにあるかもしれない。(設定改変も後付け感も二次創作の域だからかも
●本編 劇場版 空の境界未来福音

・本編は、3人の未来視の異能者と両義式の関係が描かれる。
・一人の未来視は「爆弾魔」で、思想も主義もなく仕事で爆弾を制作し、依頼どおりの場所で爆発させる。
・標的はやがて「両義式」となり、直接対決をする。

・「未来視(測量型)」と「直死の魔眼」の対決は、未来を形取る工程で未来視をするため、「概念でも未来がカタチ」となってしまった時点で、直死の魔眼の切断対象扱いとなり、未来を切り裂いて両義の勝利となる。
・もう一人は礼園女学院の少女 瀬尾静音

・旦那の浮気現場です以上。(おい
・瀬尾静音は「未来予知(観測型)」。
・この作品内で「未来視」は記憶の超高度な脳内演算と定義される。
・無自覚に入る視覚情報や予備知識などが勝手に映像化される、それが未来と同一になる確率が100%に近くなるというもの。
・測量型は未来のビジョンにたどり着く「測量」が付加され、思い通りの未来を無自覚に作れる。
・しかし、観測型は過程をすっ飛ばして未来が見えるだけなので、無害というお話。
●未来福音(序)
・爆弾魔と両義の対決と、旦那と瀬尾静音との邂逅は同じ時間軸で行われる事件だ。
・そして12年後。本編の(序)である。

・12年前の両義と黒桐の居場所だった「伽藍の堂」は、持ち主の蒼崎橙子が忽然と消え、現在は持ち主が変わっている。(家主は両義家
・この少女は両義式と黒桐幹也の娘「両義未那(りょうぎまな)」。
・母である両義式を倒し、父、幹也を自分のものにしたいという危ない願望の娘である。(最強設定とか後ほど付加されそうだな・・・
・そして、少女が待っているのは元伽藍の堂を興信所として、今は両義式の命令で所長を務める「瓶倉光溜(かめくらみつる)」(本業:絵本作家(笑)
・ほんとうは、12年前両義と戦い、未来視を失ったあの爆弾魔である。(いまや不条理な地域ヤクザ両義組の一員である
・二人は、両義家の仕事で「占い師:観布子の母」の追い出しを実行するのだった。

・3人目の未来視はこの占い師で、能力は本物で観測型。
・今や、能力も微弱で世間のニーズに合わないと言われるのだが、実は「空の境界全7章」に関係する最大のターニングポイントを担っていたキャラクター。
・2章で橙子や式自身も動機が不明だった、「両義識(男性人格)」の自殺は、彼女の回想で明らかになる。
・個人的に、原作を読んだときはここが一番クライマックスに感じたわけですよ。
・生前、両義織が夜の街を徘徊していて観布子の母に出会う、未来視で「織は死ぬが夢は生き続ける」という言葉を受け取り、織は式のために死んでもいいと思えるようになった。
・織の決意が決まる明確なきっかけである。
・しかし、映像だとわかりにくい気がした。
・Cパートの織の笑顔の表情はわかるんだけど、あと一手間ほしい気がしたんだよね。
・しかし総じて、原作ファン以外は難しい作品ですが、雰囲気アニメと感じるだけでもいいので、見たことない人にもぜひ第一章から観てほしい作品でした。
・TV放映版は構成が残念だったわけだし。
・ちなみに未来福音は「後日談」というより、新たな空の境界を描こうとする作者の意思が感じられる。
・瓶倉が主人公になり、両義未那がヒロインでも始められる作品。
・作者:奈須きのこさんの手が離れて、2次創作可能なようにできている。
・次なる「空の境界」がどうなっても、私は期待して見続けると思う。
●カスタムナイフ ブログ内レビューリンク
「中山英俊作 ボルトアクションボールペン(軽コーサス)」(番外)
「MCUSTA【エムカスタ】 MC-0171D「JAZZ」 レヴュー」
「佐治武士作 昇竜300 ダマスカス レヴュー」
「佐治武士作 130 ダマスカス 梅ちりめん 剣鉈 レヴュー」
●サイト内 空の境界関連記事
劇場版 空の境界 第5章 矛盾螺旋 レビュー
●サイト内フィギュア関連記事
劇場版 空の境界 蒼崎橙子 アルター社製「 アルバさん視点 」レビュー
一番両義らしい両義式フィギュア「 劇場版 空の境界 両儀式 (1/6スケールPVC塗装済み完成品) ムービック版 」レビュー
■携帯待ちうけFlash 「タロット」の見本を見る■